水に含まれる成分

無味無臭、おそらく水のイメージはそのような感じだと思います。
健康にいいから飲むというより、他に害がないから飲む人も多いかと思う。

でも、実際はどうでしょうか！？
水にはどのような成分が含まれているのか知っていますか？

今回、お伝えするのは普段からみなさんが飲むと思われます『天然水・ミネラルウォーター』『水道水』の二つの成分について紹介します。

【天然水・ミネラルウォーター】
・カルシウム
・ナトリウム
・カリウム
・マグネシウム

【水道水】
・カルシウム
・ナトリウム
・カリウム
・マグネシウム
・ケイ素

一見、ほぼ同じように見えますよね！でも飲んだ感じは全く違いますよね！
それは、それぞれの成分の量が違うのと、水道水には浄水処理の過程で塩素が加えられています。

カルシウム

水100gあたりに、だいたい3mg含まれています。

カルシウムは、骨や歯の主要な構成成分になるほか、細胞の分裂・分化、筋肉収縮、神経興奮の抑制、血液凝固作用の促進などに関与

ですが、カルシウムが多い水は口当たりが重く苦みを感じる人もいます。好みが分かれるため、人によっては飲みにくさを覚えるかもしれません

カルシウムが多いミネラルウォーター
【クールマイヨール（COURMAYEUR）】

カルシウム（ca）：530mg/L
原産国：イタリア

水100gあたりに、だいたい5mg含まれています。

ナトリウムはカリウムとともに体内の水分バランスや細胞外液の浸透圧を維持しているほか、酸・塩基平衡、筋肉の収縮、神経の情報伝達、栄養素の吸収・輸送などにも関与

ナトリウムは通常の食生活であれば欠乏することはありません。しかし、多量の発汗、激しい下痢の場合には欠乏し、疲労感、血液濃縮、食欲不振を起こします。近年の地球温暖化の影響による熱中症が問題になっていますが、熱中症対策としては、水分だけでなく適度な塩分の摂取は必要です。

ですが、ナトリウムの過剰摂取による高血圧やがんを主とする生活習慣病も問題となっています
食塩摂取量として1日6g未満が推奨されています。

ナトリウムの多いミネラルウォーター
【ベストウォーター】

ナトリウム（Na）：349.4mg/L
原産国：日本
飲用として認められた温泉水

カリウムは、ナトリウムとともに、細胞の浸透圧を維持しているほか、酸・塩基平衡の維持、神経刺激の伝達、心臓機能や筋肉機能の調節、細胞内の酵素反応の調節などの働きをしています。また、カリウムは腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制して、尿中への排泄を促進するため、血圧を下げる効果があります。

ちなみに、むくみで悩んでいる方はカリウム不足が原因かもしれません！

カリウムの多いミネラルウォーター
【海の深層水天海の水1000】

カリウム（K）：69mg/L
原産国：日本（高知県）
深海344mから採取した海洋深層水

水100gあたりに、だいたい1mg含まれています。

マグネシウムは栄養素の合成・分解過程のほか、遺伝情報の発現や神経伝達などにも関与しています。また、カルシウムと拮抗して筋収縮を制御したり、血管を拡張させて血圧を下げたり、血小板の凝集を抑え血栓を作りにくくしたりする作用もあります。

グネシウムが不足した場合には、不整脈が生じやすくなり、慢性的に不足すると虚血性心疾患、動脈硬化症などのリスクが高まります
更に、骨の中に蓄積されたカルシウムが溶け出してしまうのでカルシウム不足を気にされている方は、気を付けましょう

マグネシウムの多いミネラルウォーター
【球美の水1000】

マグネシウム（mg）：216mg/L
原産国：日本（沖縄県）
沖縄県、久米島の沖合い水深612mから汲み上げた海洋深層水